
光緒「あっちはなんだか騒がしいですねー。おバカ二人抱えて大変そー♡」

道貴「そ、そんな言い方は……普段はシャンシャン先輩もボクたちに教えてくれたりするんですよ? それに壱先輩はやる気がなくて授業を聞いてないだけで、やればできる子なんですから!」

光緒「それ、全然フォローになってないと思うけど。リンリンに関しては今回がたまたまなんだ?」

ルカ「そうだね。理数系は苦手らしいけど、文系科目はオレたちに教えてくれる時もあるよ? 燐くんも雨夜くんも同じくらい教え上手だよね。ノートも綺麗だし」

明「リルハピはよく勉強会やってるよね。ルカちゃんに聞いて、ちょっと羨ましいなって思ってたのよ。だから今日はみんなで勉強できて嬉しいな」

ふかみ「ぼく、勉強会……はじめてなんだ……みんなとできて……嬉しい……」

光緒「確かに。オレの家で二人で宿題やるとかはありますけど、勉強会って感じじゃないですもんね。それで言うと、オレも初めてかも〜」

ルカ「FYA'M'で勉強会とかはしないんだ? 朝晴くんとか、頭のいい人が揃ってるのに」

光緒「正直、わざわざ教わるまでもないっていうか〜」

明「学校が学校だからってのもあるけど、うちは勉強に関しては、要領よくやれちゃう人が多いからねえ」

光緒「その筆頭に言われたくねーですけど? 要領の塊じゃねえですか」

道貴「アカペラだけでなく、勉強もできるなんて、明君は文武両道、才色兼備、ですね!」

明「いや、俺はそんな大層なものじゃないし、ミッキーちゃんのその例えはなんか違くないかな? 嬉しいけどね?」

ルカ「ふふっ、明くんがそれだけスゴいってことだよ。幼馴染みとして誇らしいな」

明「それ言ったらルカちゃんだって……って、なんか褒め合いみたいになっちゃって照れくさいから止めとこうか」

ルカ「そうだね。明くんに限らず、みんなの良いところを挙げていったら日が暮れて、勉強どころじゃなくなっちゃうよ」

ふかみ「みんなの良いところ……ぼくもたくさん言えるよ……」

朝晴「皆さん。お茶を用意したので、そろそろ休憩にしましょうか」





ルカ、道貴、光緒、明、ふかみ「「「「「はーい」」」」」