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アオペラカフェ-Seaside House-
×月××日
夏休み間近の授業終了後
都立音和高校部室にて
燐 「あっちー……。部室にもクーラーつけてくれっつーか、教室とかもさー。生徒が居る間はずーっとクーラーつけてくれ……。」
道貴 「今日は風がないのと、短い通り雨の後にまたすぐ快晴になったせいか、蒸し暑くなっちゃいましたもんね。」
壱 「暑いよー……溶けちゃうよー……。」
雨夜 「扇風機もだし、うちわの風もあんまり涼しくないよね。……ていうか、なんでみんな僕が持ってきたうちわを使わないの?」
燐 「人間国宝が作った一本1万もするうちわを学校の部室で使う勇気、俺にはねえよ……。つか、暑くていつもみたいなツッコミが出来ねえ……。」
道貴 「そうですね。今のは、事実をそのまま述べただけっていう感じでした。でも、それはそれで新鮮で良いかと!」
壱 「道貴のフォローがありがたいねえ、燐……。」
燐 「どう転んでも、「そうじゃねえんだよなあ……」としかならんだろ……。」
ルカ 「人間国宝の作品をじっくり見られて嬉しいってことにしておこう? それとみんな、ちゃんと水分取ってね。」
燐 「おー。……しっかし、こういうとき奏ヶ坂の設備が羨ましいぞ。」
壱 「ん……分かる。合同練習で学校にお邪魔すると、すごい過ごしやすい……。」
雨夜 「年間を通して、空調管理が徹底してるからね。」
壱 「いいなー、いいなー……。僕、ほんともう溶けちゃう……。」
ルカ 「壱くん、大丈夫?」
壱 「大丈夫じゃない……。かき氷食べたい……。」
雨夜 「あ、分かる。夏は乳脂肪分の多いアイスより、かき氷とかソルベを食べたくなるよね。」
燐 「…………。」
雨夜 「ん? なあに、燐。僕の顔がどうかした?」
燐 「いやあ……お前の顔見てると、今は春か秋か? とか勘違いしそうになるんだよな。朝晴もさ、炎天下でも汗もかかずにすげえ涼し気な顔してんだもんよぉ……。」
雨夜 「兄さんも僕も、暑いときはちゃんと暑いって言ってるよ? まあ、なるべく暑くない所に居るようにはしてるけどね。」
壱 「暑くないとこって、ガンガンにエアコンの効いてる部屋とか?」
雨夜 「それは冷え性の僕には辛いかなあ。じゃなくて、例えば夏休みは避暑地……海とか山とかに行ってたんだ。涼を求めにって感じでね。」
燐 「──海! それだそれ! 海行こう!」
道貴 「今からですか!?」
燐 「行けなかねえけど、夏休みにって話。これからもっと暑くなるし、冷たい水に浸かれば涼しくなるじゃんっ。あと単純に楽しい!」
ルカ 「さすが燐くん、それ名案!」
壱 「うーみー! 行きたい! ざぶーんってしたい!」
雨夜 「確かにみんなと海は行ったことないし、いいかも。」
道貴 「どの辺りの海に行きましょうっ。やっぱり近場の──。」
雨夜 「アジアとヨーロッパ、どっちがいい?」
道貴 「県ではなく圏!?」
燐 「いきなり俺らを海外に飛ばすな! 違う意味で暑さを忘れたぞ!」
雨夜 「……? あ、人数多くて飛行機の心配? 大丈夫、任せて! ちゃんと手配して、貸し切りを用意するよっ。」
燐 「ひとつも任せられねえし、男子高校生が理解出来る金額の話をしろと……! て言うのも何度目だよ! 俺もよく飽きずに突っ込めるなっ、いい人過ぎねえか!?」
壱 「ねーねー、そういえばさ。」
燐 「お前も、なんでこの流れでいつものフラットな状態で割り込める! そういえば何っ。」
壱 「秀と良和が、海の家で短期のバイトするとか言ってなかった?」
ルカ 「言ってたね。都内の海に、イベントで期間限定の海の家が出来るとか……?」
燐 「あれかっ。そういや帆波も、夏休みは短期で別のバイトもするとか言ってたな。たぶん、おんなじやつだ。」
壱 「まだ募集してるって話だったし、僕たちも申し込めば一緒に遊べるしバイト代も入るし、よくない?」
雨夜 「じゃあ、まずは秀さんと良和さんに連絡してみようか。で、他にも参加したい人が居るかも聞いてみよう。もちろん、親の許可もね。」
壱 + 道貴 + ルカ 「はーい!」
燐 「っしゃ!」
「アオペラカフェ-Seaside House-」について

【開催期間】
2023年8月5日(土)~2023年9月3日(日)

【開催場所】
グランドスケープ池袋地下1F
https://grandscape-ikebukuro.jp/

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