
朝晴「皆さんお疲れ様です。まあ、今日の演奏は及第点、といった所でしょうか。時間もありますし、どこかで反省会しましょう」

光緒「ええー、オレはもう疲れたから帰りたいですよー。今日暑かったですし」

明「俺も早く家に帰って、先生の新刊読まないとだからさ? 今日はもう解散って事で」

朝晴「光緒君も明君も、明日になったら細かい部分は忘れているでしょう。それに、今日の演奏、特に課題が見られたのは貴方がたお二人です。しっかり反省していただきます」

明「怖い怖い怖い! 向けられる笑顔が怖い! 後ろに黒いオーラが見えるよ!?」

光緒「ちょ、鬼がいる鬼が! ふかみん助けて~」

ふかみ「大丈夫…あさはるさんは…演奏に真剣なだけで…怒ってはいないから…」

明「で、でも、今日は言うほど酷い演奏じゃなかったよね?」

光緒「そうですよー。大きなミスも無かったし、はるさん自身も及第点って言ってるじゃないですかぁ」

朝晴「光緒君、56小節目のベルトーンの入りが遅れたのは、大きいミスですよね? 転調後のラスサビで声量が落ちていたのは、近頃練習をサボり気味だったからでしょう。及第点と評したのは、リズム隊の安定感が素晴らしかったことと、舞斗君のリードの調子が非常に良かった為です」