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音和高校アカペラ部始動!vol.1 side stories -音和ver.-
野外ライブ終了後
燐・舞斗のバイト先のファミレスにて
音和高校アカペラ部始動!vol.1 side stories -奏ヶ坂ver.-
燐「お前ら注文どうする?」
雨夜「うーん、どうしようかな。国産牛フィレ肉のポワレとかってある?」
燐「ここをどこだと思ってんだよ、ねえぞ。というか、前からよく来てるんだから、無いことくれえ分かってるだろ!」
雨夜「何回も通ったら常連になれて、シェフが特別に裏メニューを出してくれるサービスとかは…」
燐「うん、前から思ってたけど雨夜はファミレスの概念を理解してねえな⁉ このお坊ちゃんが!」
壱「りーんー。コント終わった? 味噌味のメニュー教えて」
燐「えっと…鯖味噌定食だろ、味噌煮込みうどんだろ、茄子の味噌炒めは壱はダメか…ておい! そこにメニューあるだろ!? 自分で見て探せ!」
壱「えーだって、ここ燐のバイト先じゃん。燐に聞いた方が早いかなって」
雨夜「うーん、ファミレスって和洋中、どれも選べるから迷うよね。燐のお勧めメニューとかあったら、僕はそれを頼むよ」
壱「燐の気まぐれメニューを一丁!」
燐「俺はシェフじゃねえ! し、ここは寿司屋でも居酒屋でもねえ! …はあ、壱は味噌煮込みうどん、雨夜は限定メニューの若鶏のクリーム煮がお勧めだから、それでも食べとけ! ほら、注文すんぞ!」
壱・雨夜「「はーい」」
雨夜「さて、僕たち、明日から忙しくなりそうだね。部活なんて初めての経験だから…さっきはああ言ったけど、楽しみになってきちゃった」
燐「雨夜は中学の頃は、随分と習い事で忙しかったもんな…塾にピアノに華道に英会話に水泳に…でも、いいのか? 今も忙しさは変わりないんじゃねえの?」
雨夜「中学時代は不器用だっただけで、今は大分時間の使い方を覚えてきたから。家の手伝いは兄さんが主体となって動いてくれているし…なんなら最近は、独学でフランス語を勉強し始めたくらいだよ」
壱「フランス語? 前から思ってたけど、雨夜は勉強熱心ですごいよね。雨夜のそういうところ、尊敬」
燐「壱は逆にもっと真面目に勉強しろ」
雨夜「そうだね…。先生方も嘆いていたよ、「あいつほど、『明日から本気出す』を発動してほしい生徒はいない」って。アカペラ部を作りたいとなったら、先生たちに勉強もちゃんと頑張りますって姿勢も見せていかないとだろうし…」
燐「地頭は悪くないんだから。本気出せ、な?」
壱「出すよ。明日から。たぶん、そこはかとなく、あるいは」
燐「やる気ねえだろ!」
雨夜「燐は逆に先生に褒められてたよ。「あいつは、見た目こそこわもてだが、真面目だしノートも綺麗だし、意外と几帳面でしっかりしてるんだよな」って」
燐「いや普通だし…見た目と差があるってだけだろ…それって差別じゃねえ?」
壱「燐は僕たち以外の人に褒められると、よくうるさそうにするよね。なんで?」
雨夜「壱、それは多分、照れ隠しってやつじゃないかな。本当はすごく嬉しいんだと思うよ」
燐「………っるせえ! ほら、料理来たぞ! 黙ってちゃきちゃき食う!」
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